ヨタカの星
Photos by Akiyoshi
「よだかは、実にみにくい鳥です。
顔は、ところどころ、味噌(みそ)をつけたようにまだらで、くちばしは、ひらたくて、耳までさけています。
足は、まるでよぼよぼで、一間(いっけん)とも歩けません。」
http://reception.aozora.gr.jp/aozora/cards/000081/files/473.html
宮沢賢治の「よだかの星」では、みにくいといってみんなにいじめられる、かわいそうな鳥さん(T_T)
でも、バーダーには大人気。
大阪城公園には毎年4月か5月に来てくれます。
木の枝にじっととまってたら、この通り、枝と同化してるのでなかなか見つけらません。
翼を広げると特徴的な白い模様が見えるので、熟練バーダーは、カラスに追いかけられて飛んだときに目ざとく見つけます。
ヨタカは基本的に夜行性。
昼間とまってるときはたいてい寝てる。目は閉じてることが多い。
でも、ある時、奇跡的に目を開けた!!
こんな大きくて漆黒の目を持ってたなんて、この時初めて知った。
美しく潤んだ真っ黒な瞳。
この目はまるで宇宙。
たくさんの星が映る宇宙。
だから、ヨタカは星になったんだ。
目を見れば、心がわかる。
心が清らかな鳥さん
頑張って繁殖地まで渡っていってね〜!
ヨタカちゃん!
読むたびに泣けてきます。
http://reception.aozora.gr.jp/aozora/cards/000081/files/473.html