雪景色に咲くほんのり紅色、ウソ
Photos by Akiyoshi
今日の鳥は、ウソ。
鳴き声が口笛をふいているような声なので、口笛の古語、ウソ、が名前の由来。
知らん顔することを、うそぶく、といいますが、うそぶくの語源はここから来ています。
雪の金剛山で出会えたら嬉しい鳥さん。
ヒューヒューという、まるで口笛のような微かな声がきこえたら、この子らが群れで植物の蕾を食べながら移動しています。
以前は個体数も多く、桜の蕾をすっかり食べてしまうから人から嫌われた、という話も聞いたことがあります。
ウソの嘴は、植物の蕾や種子を潰しながら食べるのに適した形、少し太めの短い形になっています。
喉が赤いのがオス。赤みが薄いのがメス。
オスの赤色が、胸からお腹までほんのり赤く広がっているので、この子らは亜種のアカウソだと思われます。
この鳥は雪景色に、本当に映えます。
寒いので、まんまるに羽毛を膨らませ、ほんのり紅色に染まる姿はとっても愛らしく魅力的ですね。